活動紹介

障害者も地域生活を目指して! 呼ネット小田さん講演会

小田さん講演会の写真  1月25日に、TILベンチレーターネットワーク、通称、呼ネット(こねっと)代表の小田政利さんの講演がありました。この日は天気がよく、穏やかで、晴れた空が透き通るように青くてきれいだった。 主な話の内容は、一つ目は、呼ネットの活動内容。二つ目は、小田さんがこれまで歩んできた人生やその時の思い。三つ目は、呼ネットを立ち

  上げることになったきっかけや経過。その他質問…など。 呼ネットは、呼吸器を抱えた障がい者同士や、障がいを持つ事務局員達と、メールなどで情報交換、さらに医療・専門的な相談もしてくれる場だ。TIL(東京と自立生活センター)のネットワークによって作られたものだ。実際に人工呼吸器を使いながら自立生活を送っている障がい者が中心になっている。

  介助者がいることで仕事が出来ているというが、その内容はよく分からなかった。一つ目に書いたことが仕事内容なのだろうか。

  小田さんはお母さんの病気が分かってから看取るまでを話してくれました。自分のせいで母の病気の発見が遅れたことや、ずっと母に負担をかけてきたことで自分を責めたりしていました。しかし、ただ悲しんだり辛いと思ったり感じたりするだけでなく、自分で生きて行こうと決心して行動に移したのが立派だと思った。 お兄さんがいるようでしたが、自分にも兄がいるので、お兄さんとの仲は良かったのかとか、何か昔のエピソードだとか、お兄さんとの関係をもうちょっと聞きたかった。

  母が亡くなることで自立することになったというのは、皮肉な結果だなと思った。今の小田さんを見て、ちょっと意外だと思ったのは、小田さんは昔は、「自分が自立するとは思ってなかった」、「このまま母親と暮らして、自分が先に逝くんだろうと思っていた」と話していたこと。

=*=*=*参加者からの感想=*=*=*

・「気管切開」=「声がでなくなる」と思っていたので、「スピーキングバルブ」なる器具があることを知って驚きました。想像していたよりも可愛い声ですね。自立して、仕事をしていて、恋愛もちゃんと進行中ということで人生を楽しんでいるのがすばらしいな、と思います。介助者教育にも、小田さんの信念が感じられ、介助者の立場から聞いていても参考になりました。

・介助者との関係について聞けて介助者側的にも当時者さんさんがどのような工夫そしているのかを聞く機会にいれてよかったと思います。 人工呼吸器、痰吸引等実際に見せてもらえてよかったです。辛い体験を乗り越えて様々な経験をされて来たんだなと小田さんを尊敬しました。「出逢いを大切に」という言葉が心にしみました。

・人工呼吸器をつけて自立生活ができるということをもっと地域や社会に広まったら良いなを思います。小田さんの表情は生き生きしていて、アクティブですごいなと思いました。小田さん自身が出会いを大切にしたり、たくさんの経験の中から人とのつながり、付き合い方を大切にする素晴らしい方だからだろうと思いました。

大野更紗さん講演会の写真大野更紗さん講演会 『困っているひと』からのはなしの報告

  2/12(日)に大野更紗さんをお招きし、講演会を行いました。 大野さんはとてもパワフルで知識量も豊富で話もうまくて。。。etc.どんどん引き込まれていきました。障害を社会モデルで考えていくことの大切さ。支援する側から支援される側になって気付いた当事者の問題。『秘密を持つこと』が"自立"の始まり☆というお話まで、あっという間に1時間強が過ぎ去り、後半戦へ。。。

大野更紗さん講演会の写真  後半は、日本ALS協会の川口有美子さんも登場していただき、質疑応答を兼ねて対談が行われました。こちらは展開が早く。。。私自身の勉強不足もあり。。。難しかったです(/_<.)ホント、申し訳ないです!捕捉できる方がいらっしゃるなら、ぜひ次号に特集を組んで頂かねば。。。

  参加していただいた皆様、突然だったにもかかわらず、対談を引き受けてくれた川口有美子さん、体調を激しく崩すかもしれないというリスクを抱えつつも、つくばにいらしてくれた大野更紗さん、本当にありがとうございました!

☆参加者の感想〜一部抜粋〜☆

●日本の障害者は作られた障害者。の言葉に目からウロコ。いかに自分が周囲を見ていないかを認識させられました。大野さんは外見からはわからない障害者と言っておられましたが、精神的な障害者の多くはそのたぐいなのだろうと思います。声に出して『困った』と言い続けなければ忘れ去られてしまう。まさにその通りですね。(50代・女性)

●大野さんの希望もった話やビデオによって、障害者の見方が少し変わりました。(20代・男性)

●困ってる人の立場も、支援している人での立場も少し客観的に考えられているのかなあと思いました。何だかいろいろと考えないといけないところはあるんだなと考えさせられました。自分から何をしよう、ということは出来ませんが、そういう動向には目をひからせて、敏感でいたいですね。(20代・女性)

●バリアフリーや、障害を持つことについて色々と考えました。実際はまだまだ理解の乏しいことばかりなので、これから理解を深めたいです。貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。(10代・女性)

◆みんなに優しい交通アクセスを考える ワークショップ報告パート2

  今回は5/28(土)に実際にバスで出かけた報告と6/4(土)のワークショップ最終回および、講演会の報告です。…といいつつも5/28は私は体調を崩して寝込んでいたので、各グループの行き先と参加者の感想をお伝えします。

☆乗車したバス☆
  つくバス:吉沼シャトル・自由が丘シャトル
            小田シャトル・北部シャトル・南部シャトル
  関東鉄道バス:学園南循環・松代循環
                つくばセンター〜土浦駅
                つくばセンター〜荒川沖駅
                荒川沖駅〜阿見アウトレット
                守谷駅〜小絹駅

☆行き先☆
    イーアス・みどりの駅周辺・高エネルギー加速器研究所・ウェルネスパーク 宇宙センター・食と農の科学館とその周辺・土浦駅 守谷の美味しいラーメン屋さん・阿見アウトレット

☆参加者の感想〜一部抜粋〜☆

●バスの運転士さんが優しい人ばかりだったから、これからもバスに乗ってみたい。

●駅以外のバス停にもベンチと屋根があった方が良いと思う。時刻表にも、ノンステップバスの表示を書いて欲しい。

●バス用に道路から凹ませてあるスペースがかろうじて確保されているので下車時のバックスペースはあったのでよかったが、バス乗降場所が道路と同じ高さでスロープがかなり急で大変だった。

●雨が心配でしたが、ひどい降りにはならず、楽しむ事ができました。 今回はバス会社もわかっていたとの事でしたが、お互いに気持ち良く乗れる経験をする事も大事と感じました。バス乗車時、通路が狭くて電動車椅子の脇を乗客が通るのが困難だったのですが、運転手さんから「申し訳ありませんが、後ろのドアから降りて前のドアから料金のお支払をお願いします。」とのアナウンスがあり、安心しました。 帰りは手配したノンステッブバスへの乗り継ぎがギリギリだったのですが、他の乗客に説 明して待っていてくれました。対応は良かったです。関鉄バスは随分ノンステッブまたはスロープ付きワンステップが多くなってきたと聞きました。できれば時刻表に載せて欲しいです。今回の乗り継ぎに関しては手配したノンステッブバスに乗り遅れた場合の対応を営業所に問い合わせたら教えてくれました。 何本が待てばノンステッブかワンステップが来るとわかっているだけでも安心です。 また、車椅子をどの程度固定するか本人に聞いてくれるのですが、知識、経験不足で良くわかりませんでした。経験を積むとわかってくるものなのでしょうか?これからの課題です。

  つづきまして、6/4(土)の報告です。  

  午前中はワークショップ最終回ということで、バス乗車体験の報告をグループ毎にしていきました。バスに乗って良かったこと・大変だったこと、改めて気付いたことなど、皆さんそれぞれが充実した体験だったようで。。。ホッとしました。

  報告や感想を言い合った後は、作業タイムに突入です。バス体験の時に撮った写真を模造紙に貼り、コメントを記入して"バス体験レポート"を作成しました。各グループのキャラが出ていてとても素敵な作品です!ぜひ、ほにゃらHPにアクセスして見てください♪

  午後はワークショップの講師もして頂いた今福さんの講演会を行いました。 まず、"交通バリアフリー法"の歴史や内容、達成度について、"交通バリアフリー新法"が目指していることのお話がありました。

  その後、5/28のバス体験時のことを紹介しつつ、具体的に何が問題となっているのか?どのように解決していけば良いのか?というお話がありました。やはり、気付いた人が気付いた時に伝えていくことが一番大事!「些細なことかも…」と思うような内容も、すごく困っている人がいるかもしれない。あとは継続していくことの大切さも教わりました。

  最後に『なぜ、バリアフリーが必要なのか!?』ということで、都内での事例を紹介して頂きました。その方は車イス利用者で、以前は何の問題もなくバスに乗車できていました。しかし、車イスが新しくなりストレッチャー型になったことでバスに乗れなくなったそうです。実際に試してみると、問題もなく乗車でき、固定までしっかりできるのに…"一般的な車イスでない!"という理由で乗車を断られ続けているそうです。

  障害あっても無くても、みんなに優しい交通アクセスになるよう、継続して活動をしていきたいと思います。皆さんもぜひ、ご協力お願いします!

☆講演会の感想〜一部抜粋〜☆

●「バリアフリー」といっても、バリアを感じていた人が真にバリアフリーだと思えるようにならなければ、それは名前だけのものになってしまうという事を実感した。バリアを避けて生活するのではなく、今福さんのように逆にバリアに向かっていき、一つ一つ指摘していく事によって、バリアフリーが完成に近づくのだと思った。 私はバスに乗るときに不便を感じることはないが、バリアフリーに対し受動的ではなく、能動的な態度を持って向き合う事で少しでも貢献する事ができるのかもしれないと思えた。

●言ってみること、の重要性を感じました。公共交通は誰にでも平等に使えるものでなければならないと法的裏付けもあることなので必要と感じたら事業者に伝える努力をしなければならない。

●自分でできないことをみんなでやればできると思いました。(バスに乗れたことが良かった)

●バリアフリー法のあゆみを知れて良かった。これからも関鉄バス、つくタクをはじめとするつくば市交通事情が改善されるよう願い、声を上げていきたい。

◆みんなに優しい交通アクセスを考える ワークショップ報告パート1

  今回のワークショップはキッズの発言をもとに企画していきました。乗り物大好きS君の長所を生かすべく企画開始。そして『乗り物と言えば今福さん!』ということで、ダメ元でワークショップのお話をしてみたところ快く引き受けて頂きました。そこで、キッズだけでは勿体無い!ということで大人たちも巻き込んでの大きなイベントになりました。また、キッズ企画ということでインクルージョンを目指したのですが…やはり現実の壁は高い模様です。

  つくば市は車がないと大変です。バスや電車があるのに何故?…だって、乗りにくいんだもん!という感じで、全てココから始まりました。

  そこで、第1回目(5/7)は今福さんに『なぜ、バスや電車が必要なの?』『バスや電車に関する法律ってあるの?』という疑問を解決してもらうべく、今福さんの経験談や交通バリアフリー法の紹介をして頂きました。

今福さんのお話の中で印象に残ったのは、十数年前、初めてノンステップバスが利用できるようになった頃のお話でした。電動車いすで移動した方が早くつく場所でも、時間をかけてバスに乗って移動していたそうです。3年かけて、バスに1000回乗り、1000回達成の時には自らバス会社に感謝状を贈ったそうです。その頃から、バス停にぴったりバスを横付けする運転手さんが現れ始めたそうです。そうなると、バスのスロープを出さなくても電動車いすで楽に乗り降りできるようになったと!

  他にも色んなお話をされていたのですが、今福さんの周りには「バス大好き!乗り物大好き!」というオーラが溢れていました。

次回は5/28(土)に実際にバスで出かけた報告です。はたして、どうなることやら。。。

☆参加者の感想☆

●バスに頻繁に乗りましょう という講師の方の話は完全に同意。 車いす対応滅多にしないから運転手はバリアフリー設備の使い方が分からない 接遇がずれてるって事この辺で多発していると思います。 使いづらいから使わないだと相手は逆を主張して交渉が進まない。バスより車を使った方が楽なのは確かですが、バスを多くの人が使ってくれないと何も変わらないと思う。 交渉の時も多くの人が使っていて多くの人が〜で困っているとやりたいけど現状はやりづらい。

●悪い点の指摘だけでなく、もしあるなら良い所も探してはどうか?

●いつも車で外出してますが、たまにはバスとか電車も良いなと思いました。

●昨日はお疲れ様でした。講演を聞いて思ったのは、公共交通の歴史を知ることができました。訴えると時間はかかるけど進展するのだなとおもいました。今福さんの印象は、大変だと思うけど趣味をいかしている感じがして少し羨ましく感じました。

●電車に乗っていろんな所へ行った事はありますがバスには乗った事はなく(テレビでは見ますが)今回初めての経験です。楽しみです。

●私は今日講演を聞いていて、のりのりバスの頃のことを思い出してしまいました。のりのりバスに乗ってセンターに行こうと思い、乗ったらすごく乱暴な運転手さんにあたってしまい、車椅子ごと倒れそうな勢いだったのです。実際には倒れていなかったのですが、倒れそうな乱暴な運転手さんがいたのです。今でもつくバスに乗ると、あの事を思い出してしまいます。つくバスになってからはそういう乱暴な運転手さんはいないから,安心して乗っています。

●僕も昔から駅にエレベーターや多目的トイレを設置要求している。バスのノンステップ化も大賛成である。それらが実現化になってきた今、障害者がバスや電車を使って外出のあり方も変わってきた。 昔は駅員から荷物用エレベーターや改札口でないところを通ることを強制させられ、遅らされたりした。電車やバスに乗るたびに障害者は人間扱いされていないことが分かった。僕が障害者解放運動をやるひとつのきっかけになったのもそれだ。 駅での階段の上がり降りから付き合いが始まったことも多々ある。それが楽しみで電車やバスに乗ったものだ。 その後、私たちの運動が実って、駅にエレベーターや多目的トイレが設置されるようになったり、駅員や運転士も障害者に対してのあからさまな人権無視者も目立たなくなってきた。しかしながら障害者が事故に巻き込まれるたびに、障害者は危険とされ、障害者が乗る時間や車両を駅に指定されて、それに従わなければ乗車拒否されたり、駅員に誘導されたら電車に乗るのを遅らされたりして、障害者が望まれない差別的な管理が強化される。 常磐線の最先頭と最後尾の車両に多目的トイレが設置されている。僕は高齢化、障害の重度化に伴って排泄のコントロールができなくなって、常磐線に乗るときは自分から進んでその車両に乗っている。しかし、乗務員から監視されているような感じで、一番乗りたくない車両もその車両である。障害者の日常生活にはそういうことは多々ある。つまり現代社会は障害者が自分から管理される社会になっている。 それに順応する障害者は社会で市民権を得られ、順応しない障害者はダメとされ、人格を否定される社会の構図になっている。運動の成果と高齢化社会に伴って、バリアフリー社会が実現しつつある今、それでいいのかという検証が必要だと思う。

◆障害に基づく差別について考える ワークショップ報告

障害に基づく差別について考えるワークショップの様子の写真9月20日に土浦にある県南生涯学習センターに於いて<障害に基づく差別について考えるワークショップ>を開催しました。スタッフをあわせて38名の参加者で借りた部屋いっぱいの人で盛況でした。


障害に基づく差別について考えるワークショップの様子の写真午前中はまずは茨城県の条例にどんなものがあるのかという話から始まり、どんな条例があるかはほとんど知らず条例がいかに身近なものではないか再確認しました。その後、障害とは何か?について話がありました。あなたは障害者ですか?という問いからこれまでは医学モデルを下に立てる歩けないなど身体機能によって障害を規定していましたが、国連で採択された障害者権利条約では車椅子で階段が上れないことを障害とするのではなく、車椅子でも利用できるエレベーターがないことによって障害が生じているという社会モデルの考え方が採用された話がありました。その後、障害があることでこれまでにどんな嫌だったこと辛かったことがあったか、それはどんな生活場面での出来事だったかをグループワークで出し合いました。

午後は条約の中で差別には、直接差別・間接差別・合理的配慮の欠如の三つに分類されそれぞれの違いについて話がありました。これを参考にしながら、午前中のグループワークで出された嫌な思いなどを三つに分類される差別のどれにあたるのか、または嫌な思いだったが差別にはあたらないなどをみんなでグループワークして考えていきました。普段嫌な思いをするとすべて差別と感じているが、それは差別ではなく、偏見であったり、または情報提供の一つであったり、差別であっても相手側に過度の負担を強いるものは差別としては取り扱わないと条約では唱われているためそれに該当する事例もあり考えてみるとなかなか難しい事例ばかりでした。それでも作業を続けるうちに少しずつ整理されていきました。

障害に基づく差別について考えるワークショップの様子の写真グループワークの後には、実際に条例が制定された後の寸劇がほにゃらのメンバーを中心に演じられました。その中では条例が制定されることで差別がなくなるのではなく、条例を使って差別をなくしていくことが分かりやすく演じられていました。

最後に講師の話の中で、棚からぼた餅は落ちてきません。自分たちで勝ち取っていくしかないという力強い話もあり、また茨城県では条例を作らないと県議会で答弁がなされているが、逆に全国的に条例作りが盛んになったら、障害者抜きに突然条例が出来てしまうことが怖いですという話もありました。

このワークショップを機会にゆるやかにでもネットワークが出来き県内あちらこちらでこのようなワークショップが開催され、障害者差別について理解が深まり、茨城県にも条例ができるといいのです。

◆〜キッズ防災ILP・こんなときどうする!?〜

今回は難しいテーマに取り組んでみました。いざ!という時に1番手助けが必要な私たち。でも『どんな手助けが必要なの?』『何から考えれば良いの??』『そもそも、いざ!ってどんな時???』という感じで、大人にも解らないことだらけ。まず、"知ること"から始めてみました。

まずは何から考えれば良いのかを知るために、NHKで放送された阪神大震災を経験した障害当事者のビデオを観ました。エレベータが動かないため高層マンションに3日間閉じ込められた車イス利用者Aさん。なんとか避難所までは行けたが横になるスペースがなく、トイレも十分にできず…寒さによる硬直もあり障害が悪化した車イス利用者Bさん。などなど、キッズのみんなには難しい所もあったけど。。。考えなければいけないことがたくさんありました。

非常食も食べてみました。通販で何種類か取り寄せて食べ比べ☆あまり美味しくはなかったですが。。。非常時は味を気にしてられないので大丈夫でしょう!ただ、"おかゆ"だけ考えてもメーカーによって味やごはんの硬さがバラバラでした。やわらか食やアレルギー制限など普段から気を付けることがある場合、配給は期待できないのかもしれません。

今後も継続して学んでいこうと思います!

〜考えなければいけないこと!〜

●家族(かぞく)と一緒(いっしょ)のときに地震(じしん)があったら?

●介助者(かいじょしゃ)と一緒(いっしょ)のときに地震(じしん)があったら?

●1人(ひとり)で留守番中(るすばんちゅう)に地震(じしん)があったら?

●携帯(けいたい)電話(でんわ)が使(つか)えなくなったら?

●避難所(ひなんじょ)の場所(ばしょ)は知(し)っていますか?

●避難所(ひなんじょ)まで安全(あんぜん)な道(みち)で行(い)けますか?

●避難所(ひなんじょ)に入(はい)れなかったらどうしますか?

●避難所(ひなんじょ)でトイレできなかったら?

●非常食(ひじょうしょく)(防災食(ぼうさいしょく))は食(た)べられなかったら?

他(ほか)にも考(かんが)えなければいけないことがたくさんあるはずです。

みんなで一緒(いっしょ)に学(まな)んでいきましょう(^o^)b

〜みんなの感想〜

◆よかった。缶の中から、パンがでてきて、びっくりしたけど、おいしかった。(金子)

◆勉強になりました。(木村)

◆おもしろかったです。でもビデオを観て心配になってしまいました。非常食はおいしかったです。 (高橋)

◆非常食がまずかった!(土田)

◆一回目はビデオを見て避難所に行くのは、僕たちは難しいと思いました。二回目は非常食を食べました。ラーメンがおいしくなかったです。おいしかったのはハンバーグでした。いろいろな非常食があっておどろきました。(鶴岡)

◆災害時に何が必要か、どうすればいいのか、子どもたちもわからないし、私たちももう少し勉強した方がいいかなぁと思いました。非常食ってあんまり美味しくないですね。非常食を買っといた方がいいのかなぁと思いました。災害が起こらないといいなぁと思いました。起こったらどうするか、あんまり考えてなかったからいい機会になりました。よかったです。(桜井)

◆今夏のキッズILPは新しいメンバーも加わり、オトナもあまり考えていないテーマに挑んだ先取り企画でした。 災害時に最も援助を必要とするはずの障害者。特に、イザというときに施設や家族に頼ることができない自立生活者にとっては、まさに「何かあったらどうするの?」的な課題なのですが、これまでほにゃらでは、万が一のことより、いまのことを常に優先してきたため、いつも先送りのテーマだったように思います。 今回、ようやく思い腰を上げてはみたものの、じゃあ、万が一ってどんなとき?という基本的な疑問からつまづく状態で、何に備えたら良いのかイメージするところから始めました リーダーであるはずのオトナたちも手探り状態なので、事前に明確な目標が定められないまま、まずは共に知ること、意識を向けることからの第一歩となりました。 支援者にとっても、災害時のサポート体制を考えておくことは避けられない課題です。実際には起こってみないと分からないことばかりでしょうが。 現状ではつくば市社会福祉協議会が先行して取組んでいるようなので、私たちも学ぶところから始めたいと思いました。 (松岡)

〜障害があっても自立生活!障害者差別禁止法を知ろう〜の報告

障害があっても自立生活!障害者差別禁止法の様子の写真  5月29日(土)、快晴の中、つくばイーアスホールにて、障害があっても自立生活!!「障害者差別禁止法」を知ろう講演会が行われました。

  まず、午前の部、これは障害者のみの参加となりました。参加者は、15名でした。4つのグループに分かれ、それぞれが体験した差別の事例をあげ、それが直接差別、間接差別、合理的配慮の欠如のどれにあたるか等を話し合いました。そして、最後にそれぞれのグループが、その事例を発表しました。発表された事例としては、バスの乗車拒否や、就職面接での事例がありました。

  午後の部、参加者は障害があってもなくても参加自由でした。スタッフを除く参加者は、61名、障害者が15名、ほにゃら会員以外の参加者は40名。国会議員が1名、県議会議員が2名、市議会議員が5名、マスコミが1社でした。

  まず、STEPえどがわの今村登さんのお話がありました。今村さんのお話は、障害者差別禁止法についてでした。国連では2006年障害者権利条約が採択され、日本では2007年に署名はしたが、批准はまだなこと。なぜ、差別禁止法が必要なのか、現在の状況、障害とはなにか、差別とはなにか、差別禁止法(条例)ができるまでの流れ、千葉や北海道で条例ができたこと、インクルーシブ教育など、障害者差別禁止法全体の説明がありました。

  次にインクルーシブ教育として障害児をもつ母の立場として、笹原晃江さんからお話がありました。小学校入学時に、普通小学校へ通うことを決めたこと。普通小学校での健常児の友人とのふれあいや生活のようす。普通学級の子をもつ親と特別支援学級の子をもつ親両方の親の会「虹の会」をつくったこと。そして、障害児を健常児と一緒に普通学校へ通わせて本当によかったことをおっしゃっていました。

  最後に障害当事者の川島映利奈さんからお話がありました。川島さんは、小、中、高と養護学校で過ごされ、地元の大学へ進学され、さらに大学院へ進まれ、現在、つくば市で「ほにゃら」の当事者スタッフとして自立生活しておられます。養護学校から、地元の大学へ進学するときの苦労話が話されました。まず、進学できるか大学へ問合せたところ全ての大学で断れたこと、たまたま、新しい学科が新設され、そこなら受け入れ可能であると言われたこと。大学へ入って、養護学校では、同学年の人が数人であったため、たくさんの人がいる大学では、友達をつくることに苦労されたこと。大学へ入るにあたって、試験時間を延長してもらったり、大学に休憩部屋を作ってもらったりと、大学に入学するにあたって大学側に配慮してもらったことなど、良かった点を話されました。

  茨城での差別禁止条例へのみんなの期待感が伝わる内容でした。当日、ご参加いただいたみなさま、企画・準備をされたスタッフのみなさま、ご苦労さまでした。とても有意義な時間を過ごすことができました。

〜障害があっても自立生活!障害者差別禁止法を知ろう〜に寄せられた感想の一部を抜粋して記載します。


●「差別」とは、どの事を言うのかを少し理解することができた。直接差別はわかりやすいが、自分の中で、悪いと思っていなくても、相手にとっては困る、苦しむということを改めて知った。この相手の立場に立った周囲の気配りが条例になるのかと考える。本当に、相手の立場に立つことは難しい。相手が相手自身の思いを表に出して、周囲に知らせることが差別を減らせるのではないかと感じた。

(20代・女性)


●笹原さんのお話で、小さい頃から障害(者)児と接する事の大事さを感じました。周囲のお子さんやお母さんの暖かい接し方のエピソードに感動しました。

(30代・女性)


●つくば養護は、知的障害部内の生徒が増え、普通校で対応できそうな生徒も多い現状を思うと・・・。今回の勉強会で外部講師が県外から来ていることと合わせ、この辺りは地域支援の力がないんだなーと実感しました。

(30代・女性)


障害者自身が考えなければならない事、家族としてどう社会と関われるサポートをしていけるか。などこれから考えることが難しく、今日だけで精一杯ですが、先を見ていくことの大切さを感じました。

(30代・女性)


●小学生の障害児を抱えています。今、茨城県やつくば市で行われている教育委員会の指導があまりにも、後退しているのを再確認しました。日常的に行われている差別!これは、自分達で声を上げないと変わらないのも再確認です。でも、現場は、その圧力に戦うだけで精一杯です。

(40代・女性)


●盛況でよかったです。人権問題の根底には、教育の問題が隠れていると思います。その意味でも今回の企画は良かったと思います。前半の当事者のみなさんのお話も聞きたかったです。

(40代・女性)


●僕と同じような学校の経験は(行きたくても、行けなかった)今の子供たちにはさせたくないと思った。

(50代・男性)


●一人一人の違いを認め合える、ともに生きる社会でありたいです。資料の中の「共生教育が人間関係の希薄化もくい止めることができるかも」と私も思います。様々な経験はわざわざカリキュラムに設定するのではなく、日常の中に様々なことを折り込み生かしていく事だと思います。

(50代・女性)


●現場の声が聞けいろいろ考えさせられました。もっと多くの人、親へ、「社会」は様々な人で構成されていること「共生」は自然に行われるものであることなど知らせたいです。

(50代・女性)


●障がい者差別禁止法などについては、ほとんど知りませんでした。いろんな話を聞いて日本は本当に遅れていると思い、早く法律を整えて欲しいと思いました。また、障がい者差別を無くすには、小さい頃から、一緒に過ごすような共学の環境が一番良いのではないかと笠原さんのお話を聞いていて思います。「こんな障がいが有る」っていうのが世間は知らなすぎるから障がいについて、もっと分かりやすく学校やメディアで広めて欲しいと思う。

(20代・女性)


●最後に今村さんがおっしゃったことが、印象的でした。私は、障害者の方と接する時に差別して見ていたことはないと思っていましたが、差別は本人も気づいていない。むしろ善意の場合があると聞いて、納得というか、ハッとする思いになりました。

(20代・女性)


◆キッズ外出ILP・横浜編

〜大里さんに会いに行きました〜

キッズILP集合写真皆さまこんにちは。不安定なお天気が続いていますがいかがお過ごしでしょうか? 今回はキッズ外出ILP(全4回)として、昨年横浜に引っ越した大里さんに会いにいく計画を立て、実際に会いに行ったのでその報告をさせて頂きます。


2/13(土)…ILP1回目

キッズたちにパソコンと格闘をしてもらい、“横浜はどこにあるのか?”を調べてもらいました。地図をプロジェクターに映し、みんなでワイワイと横浜探しをしました。


場所を確認した後は“横浜にどうやって行くのか?”を話し合いました。ほにゃらの車で行く・バスで行く・電車で行くなどなど、色んな答えが返ってきました。その中から電車に行くことに決まり、次は“横浜までどれくらい時間がかかるのか?”“交通費はどれくらいかかるのか?”“駅のバリアフリー状況は?”などなどインターネットで調べていき、解ったことからメモをしていきました。電車大好きの伸也くん以外は、調べ方が分からず。。。伸也くんがリーダーとなって調べたり、調べ方を教えたりと自然と協力しあっていました。


3/13(土)…ILP2回目

まずは調べたことの確認をしました。この日は集合時間と解散時間を決めることと、大里さんとどこで会うか?を決めていきました。前回と同じくパソコンを使い、集合時間を決めるグループと解散時間を決めるグループに分かれそれぞれ調べてもらいました。何時の電車に乗ると、目的地へは何時に着くのかを調べ、『早いなぁ。。。』とか『遅すぎる!』とか感想を呟きながら調べていました。


また、大里さんに会う場所については横浜到着がお昼頃だということで美味しいご飯を食べられるところで会う!ということになりました。そこで、レストラン探しが始まりました。『横浜だから中華!』『お寿司や天ぷらが良い!』『ファミレス〜。』などなどレストランのHPを観て『おいしそう〜vv』『(値段が)高すぎる!!』と感想を言いながら大盛り上がり。時間切れになってしまい、レストラン探しは宿題に…。


4/5(月)…ILP3回目

ドキドキしつつもまずは宿題チェックから。レストラン探しをしてきてくれました!感動です☆お昼タイムは横浜ビブレに決定しました。大里さんとも近くで待ち合わせをすることにし、この日のメイン、介助のお話へ。。。


『介助が必要だと思う?』の問いかけには全員イイお返事。でも、『どんな介助が必要かな?』と聞くと『・・・(沈黙)』という感じ。普段から介助者と外出しているけど、介助内容はすぐに出てきませんでした。そのため、『文字は読める?』『財布からお金は出せる?』『ご飯はいつもどうやって食べる?』『トイレの時は?』『電車に乗る時は?』などなど1つずつ確認していきました。それぞれが自分の介助内容をなんとなく把握した所で次のステップへ。


キッズの介助シフト担当の松岡さんに介助依頼をしました。初めての体験に軽くパニックになったり、照れて何も話せなくなったりと色々ありましたが。。。友達に助けを求めたり、松岡さんに質問をしてもらったりして無事に介助依頼終了☆『できたぁ!』という満足げな笑顔がとても素敵でした(^o^)v


4/29(木)…ILP4回目

ついに、横浜への日帰り旅行当日を迎えました! 9時につくば駅改札前に集合し、まずは切符を買いました。気付いたら、券売機で買うグループと駅員さんの所で買うグループに別れていました。駅員さんにお手伝いをお願いし、予定通り出発です。 秋葉原での乗り換えの際は駅員さんがツアーガイドの如く誘導してくれましたが。。。子供たちのペースで動けなかったのがちょっと残念。切符を買う時間も十分になかったので、目的地で精算できるチケットをもらった子もいました。横浜に到着し、大里さん探しに。

待ち合わせ場所が分からないので人に尋ねつつ無事にご対面!久々の再会をしばし堪能し、そのままお昼ご飯を目指して横浜ビブレへ。この時も人に道を聞きつつ行きました。ちょうどお昼の時間だったため、すごく混雑していてみんなが同じテーブルに着くことはできませんでしたが。。。早く食べ終わった人からちょっと広い場所に行きお話タイム。


その後、菊池翔子ちゃんが会いに来てくれたので横浜駅でご対面。ここでも懐かし話で盛り上がりました。お話や写真撮影で盛り上がり、帰りの時間が近付いてきたので崎陽軒でお土産を買いました。その後、大里さんと菊池さんとお別れをし、急いで帰路に着きました。帰りも駅員がツアーガイドの如く案内してくれました。帰りはみんな疲れ果てていたので駅員の案内が心地良かったかもしれません☆


大里さん、菊池さん、お忙しい所ありがとうございました。お2人にお会いできて良かったです。 至らない点も多々ありましたが。。。皆さま、ご協力ありがとうございました☆


〜キッズたちの感想〜

◆大里さんがとても元気そうだったので良かったです。しょうこちゃんに会えてとても嬉しかったです。(伸也)


◆横浜ではお世話になりました!怪我も無く行けてよかったです。また行きたいです!(咲太)


◆みんなで行けて楽しかった。自分で切符が買えて嬉しかった。大里さんに会えて嬉しかった。翔子ちゃんに会えて嬉しかった。(翔貴)


◆楽しかった!(拓弥)


〜キッズ担当者たちの感想〜

◆4月29日の木曜日、子どもたちと一緒に、つくば駅に9時に集まって、大里さんのいる横浜に言って来ました。始めは、みんな電車の乗り換えとか切符買うのが心配でした。みんな上手くできて良かったと思いました。電車の中で子どもたちと離れちゃたのが心配でしたが、介助者の人がいたので大丈夫かなと思いました。子どもたちは、電車に乗るのに慣れていると思いました。また、みんなと一緒に出掛けたいと思いました。みんな迷子になりませんでしたが、私はちょっとみんなから離れそうになりました(笑)(桜井)


◆報告を書いたので短めに(笑)横浜まで3時間かかりました。エレベーターが1番時間かかったかも?キッズたちは『大里さんに会うんだ!』という目的をしっかり抱え、“遊び”という誘惑に負けなかったので感心しちゃいました。大変でしたがみんなと色んな事を経験できて良かったです。(川島)


◆結構遠かったので、無事に行ってこられるか心配でした。楽しかった〜と帰ってきたので本当に良かったです。今回のILPでは目的地までの行き方や昼食の場所を調べたり、大里さんに電話をしたり介助依頼をしたりと実際に行くまでにたくさんの事を学びました。憲子さん、川島さん、大里さん、色々教えて下さりありがとうございました。(鶴岡)


◆コーディネーター冥利に尽きる、というと言い過ぎでしょうが、回を重ねるごとに子供たちの成長を実感できる、今までとはひと味違う手応えを感じられたILPでした。ほにゃらキッズの目標である「その子なりの自己決定を仲間とともに学んでいく過程を支援する」とはこういうことか、と思える場面に立ち会えたことは幸せでした。何事も信じて継続することは大切だな、と改めて思い学ばされたように思います。利用者と支援者とが相互に理解し成長するとはどういうことかを具体的に考える良い機会になりました。 特に印象に残ったのは第3回「介助依頼をしてみよう」です。普段介助を利用している子供達でも、依頼は親任せ。それが当たり前、どうせできないだろう、できなくてよい、まだ先のこと、でもそれでいいのかな…やってみよう! 自分で、メールでなくて直接相手に依頼を伝えるのは初めての経験です。最初の人は川島さんや憲子さんに相談しながら。次の人はそれをマネて的確に。さてその次は、緊張してしまって「わかんないよ〜」と。そこで先の2人が「できるよ」「教えるから言ってみなよ」と背中を押す。恥ずかしながら何とか口に出してみる。「できるじゃん!」ひとつ踏み出した、と思える瞬間でした(でももう忘れちゃってるかもね)。言えなかった人も、その場を共有したことは確かな経験なのではないでしょうか。学校では「自分一人でできる」ことが主眼かもしれませんが、ほにゃらキッズでは「仲間や支援者とともにできる」ことを目指したいものです。 4月29日。強い日差しと人混みにやられながら辿り着いた横浜駅ではキッズを卒業した先輩達が待っていました。長年の積み重ねのうえに今がある、としみじみ実感しつつ記念撮影。とてもすがすがしい疲れでした。これからもチャレンジですね。(松岡)


〜大里さんより〜

◆4日29日はいい日天気でした 私はその日の朝からワクワクでした久しぶりキツズ子達と ほにゃら仲間と会うのがうれしいかったでした、 久しぶりキツズ子達が 少し大人顔をしていました ちょっと胸が熱くなりました 私が4年前からキツズ子達といろんなチャレンジをした頃キツズの子達か大きいくなつただなぁと思いながら横浜の街を歩きました、最後キツズ子達あと最後に菊地祥子ちゃんとお母様にお会いました やっぱり祥子さんも私から見たらかわいい女の子に見えました 愛しいく思いました ほにゃら仲間も相変わらず元気でした 安心しました、楽しい過ごしました 最後にみんなと記念写真を撮りました またキツズ子達に会えたらうれしいや それまで元気居て欲しい それではまた 。

◆”障害者も地域生活を目指して!”の報告

1/10(日)に行われた『障害者も地域生活を目指して!〜久保田さんと自立生活について語ろう〜』を無事に終えることができました。お忙しい中、足を運んでいただいた皆様どうもありがとうございました。


第1部は障害のある方のみで行われました。自己紹介から始まり、障害のこと・仕事(就職)のこと・自立生活に向けて・休日の過ごし方などなど、参加者1人1人が聴きたいことをテーマにそれぞれの想いを伝えあいました。自分の想いをちゃんと聴いてくれるという安心感があり、とても良い時間になったと思います。


第2部は久保田さおりさんのお話し会でした。障害のある方もない方もみんな一緒に、久保田さんを中心に扇形に椅子を並べて行いました。前半は久保田さんの生い立ちにそって、障害のこと・家族のこと・CILのことなどを話して頂きました。久保田さんの穏やかな口調で話される数々の経験や想いは、共感するものが多くどれも印象に残っています。その中でも特に『障害者には居場所がないと感じること』『障害のある自分が悪いんじゃなく、受け入れてくれない社会が悪いという考え方』『ボランティア介助で生活することの大変さ』が印象に残っています。


第2部の後半は休憩中に集めた参加者から質問に答えていく形で進んで行きました。『勉強が苦手でも自立できますか?』『気分転換の方法は?』『自立生活で大変なことは?』『自立支援法の行方は?」などなど数多くの質問が集まり、1つ1つの質問に対して丁寧に答えて頂きました。


第1部・第2部ともに時間があっという間に過ぎていき、物足りなさを感じるくらい充実した時間を過ごせました。質問の数からみても皆さん有意義な時間を過ごせたのではないかと思っています。今回のような時間はとても大切だと思うので、また開催したいと思っています。その際には、またご参加頂けると嬉しいです。


今回の企画に携わった皆さま、参加して頂いた皆さま、どうもありがとうございました☆


<参加者の感想>

久保田さんの講演を聴いて、思い出した言葉があります。それは、「静かな語り口」というものです。この言葉はある本 −第二次世界大戦中の沖縄における集団自決を沖縄の側より書いたもの− に出てきた言葉です。本の詳細な内容はすでに覚えていないのですが、次のようなことが書かれていました。社会を動かすのは威勢のよい大声でもなく、激しい活動や運動でもない。当事者の「静かな語り口」から流れる言葉が人々の心にも染みわたり、それこそが社会を変える大きな力になるのだというものでした。 久保田さんのお話は、まさにそのような「静かな語り口」から流れ出るものでした。12歳の時の事故でいわゆる障害者と言われる存在になったこと。一人で所沢のセンターを立ち上げたこと。活動のためのエネルギーの源は恐怖や不安であったことなどなど。久保田さんの意思の強さを証明するような素直で正直な話は、興奮でもなく、落胆でもなく、穏やかで「静かな語り口」そのものでした。

(M.K)


「障害者には居場所がない」、「必要としてくれる人がいない」そんな事を考える事は本当に重い事なのに、それを考えとおして、行動を起こしたところに、久保田さんの強さをかんじました。「焦っていたから・・・」と聞いて、生きるためには考えるしかなかったのだと解り、当事者の考えかたから教えてもらう事がたくさんあるなと思いました。久保田さんの考えと比べたら相当小さいものかもしれませんが、「居場所」や「必要としてくれる人」は私も日々探し求め、悩む部分です。そこから逃げるのではなく、考え、もがき、人を信じながら生きて行く事を教えてもらった気がします。本当は、そんなに重く考えなくても生きられる世の中ならいいのかも知れませんが、考えたら考えたなりにそれが経験になって積み上がっているのだと思います。また機会があったら、今の久保田さんの生活のことも聞いてみたいなと思いました。

(A.W)


話は、久保田さん自身が障害者には居場所がないんだ、と気がつくところから始まりました。このこと自体も印象的で心が痛む思いがしましたが、自分らしい生活を求める様々な試行錯誤を経て、話の最後のほうでは「最近では、自分が障害者だということをあまり感じずにすむようになってきた」ということを 言っていた事がとても印象に残っています。あまり人ごとでもないだけに、その言葉を聞いて、うれしいようなほっとするような感じがしました。また、自分自身の力でそんなふうに思えるような人生を作ってきた久保田さんの力強さを感じました。こんなふうに思える状況が、障害を持つ人にとっても、周りにいる私たちにとっても、幸せで、お互いの関係が自然に作られていく状況なんじゃないかと思います。自立をすること、自分らしく生きることって大事だな、と改めて感じました。「自立しましょう」久保田さんも言っていたこの言葉を、私もどうどうと言えるようになれたらなと思います。 久保田さんのお話を聞いて、障害を持つ人を取り巻く環境や障害を持つ人の思い、を思い出せた気がします。日々の支援が大変だったり、自立生活がすでにできてしまっていると、見失いがちだったのですが、大切なことです。なぜ自立生活なのか、自分はなぜ自立生活センターに関わるのか、何を大事にするのか、改めて考えることができました。今までぶれていた自分の気持ちを少ししっかりとしたものできました。 その他にも、久保田さんのお話には共感できることがたくさんありました。まだまだ気が付けていないこと、理解できていないこともあり、繰り返し聞けたらいいなと思いました。とても良い機会でした。

(N.M)


今回久保田さんを迎えた企画に一日参加してみて、今まで私自身は体験したことのない構成でした。午前は当事者のみ参加のもので意見交換とピアカンを、昼食後は久保田さんの講演でした。その講演も質疑応答におもむきをおいたもので一方的に聞くだけよりも日常生活の様子や体験談にふれることができたように思います。聞きながらイメージしやすかったです。貴重なお話ありがとうございました。

(T.K)


第一部は、障害者のみの講座だった。いつも事務所で見慣れた顔が多かったので、和気あいあいとした感じだった。しかし、普段、事務所では、じっくりと話す機会がないので、個人個人の今、思っている事、考えている事をじっくりと聞けて、大変よかった。 第二部では、久保田さんの自立生活に至までの過程を聞く事ができた。高校時代に施設に入っていて、自分の好きな事が出来なかったり、大学時代にボランティアの介助者で苦労したこと、そして、今も介助者との関係を築くのは大変だということなど、自立生活の大変さや、自立して良かったことなど、久保田さんの生の声が聞けて、とてもよかった。 2つの講演会を通して、とても参考になり、有意義な時間を過ごす事ができたと思う。

(Y.N)


今回の企画に携わった皆さま、参加して頂いた皆さま、どうもありがとうございました☆

夏休み☆キッズILP

今年も夏の自立生活プログラム(キッズILP)を以下の日程で行いました。 しかも、今年からキッズ担当に新メンバーが加わり、色々と模索中…。なので、いきなりドーン!と内容を変えるのではなく、昨年、大好評だったという「食を極める」をテーマに行うことにしました。


1回目

7/30(木)13時〜16時 体験室

みんなで集まってレシピ本を見ながら何を作るか相談。

メニューは、中華丼とプリンに決定♪


2回目

8/19(水)13時〜16時 小野川公民館

みんなで調理♪いっぱい食べました☆




3回目

8/26(水)13時〜16時 体験室

写真を見ながら反省会。




…ってことで、今回も無事に(!?)キッズILPは終了しましたぁ。せっかくなので、みんなの感想をちょっとだけご紹介☆


まずは、参加したキッズのみんなから☆

とても楽しかったです。やっぱりクッキングがよかったです。みんなに会えたことも嬉しかったです。また、参加したいです。(翔貴)

とても楽しかったそうです。来年は焼き肉がやりたい!!(咲太)

お腹いっぱい!くるしぃ(>_<)(拓弥)

料理がすごく美味しかったです。キッズILPすごく楽しかったです。(伸也)


次に担当メンバーから☆

今年は鶴岡伸也くんがリーダー的みんなを引っ張ってくれて頼もしいと思いました。後みんな身長が延びだなぁと感じました。(大里)

私は出られなかったけど、また参加したいと思っています。(桜井)

今年からキッズ担当に加わりました。キッズのメンバーは、顔が思い浮かぶ子、名前だけ分かる子、名前も顔もわかんな〜い(@_@)と前途多難な感じ。 でも、実際にILPが始まると大人たちが何も言わなくても、みんなで協力し合って話が進んでいって、できないことは助け合って…みんなすごい♪と感動でした。 これからも一緒に色んな事を経験していきたいです。(川島)

今回初めてキッズILPに介助者として、スタッフとして参加しました。普段の1対1の介助の付き合いとは異なり、キッズ同士が相談し協力し合う前 向きな姿をみることができ、集団が生み出す力に改めて驚きました。個々の場面では、自ら介助者に指示を出す人、介助者に聞く人、周りからの働きかけを待つ 人、様々でした。介助者側もそれに応じたサポートが必要だと感じました。リーダーの声かけがキッズに届かず、傍にいる介助者の働きかけに従う場面もみら れ、何か工夫が必要と感じることもありました。他にみられないほにゃら独自の企画なので、さらに継続発展できたらと思っています。みなさんありがとうございました。(松岡)

キッズの子ども達は大きい子達は中学生、来年度には高校生になる子達もいます。 これからどんどん親から離れて自分の人生を生きていくはず。そのために、ILPで当事者の方から学びながら、様々な介助者と活動し、視野をひろげていって欲しいです。 食というテーマは、とても良いテーマだと思っています。日々食べなければ生きていけないし、食事のバランスを考えたり、みんなで協力して作ったり一緒に食べたりする楽しさも知ることができるので。 また、調理実習以外に話し合いの時間がある事はとても大切だと思います。通常は周りにいる大人があれやこれやと先走ってしまうことも多く、子ども達が自分達の意見を出し合ってひとつの事を決めていくという時間と場所を確保していくことは意味のあることだと思います。これからも、子ども達の成長に合わせて活動していきたいです。(鶴岡)

『ふれあいセミナー』の報告

みなさん、こんにちは☆

9月18日(木)にふれあいセミナーを行ったので報告します♪今回のテーマは 『利用者さんが友達(第3者)にあっているときの介助場面について』 考えてみよう!ということでした。普段は利用者さんと1対1で介助をすることが多く、こういう場面でどうふるまったらいいか戸惑ってしまう、という介助者さんの声について考えてみようとこのテーマを設定しました。


<当日の内容>

まず、今回のテーマについて説明をし、利用者Aさんが介助者と一緒に友人と久しぶりに会っている場面について、4パターンのロールプレイをやりました。それぞれの内容と感想を紹介します。

(1) Aさんは言語障害があります。介助者は友人が聞き取れないところや会話のサポートをします。(Aさん役は「はい」「いいえ」のみ言える)

・ 利用者役:自分の言いたいことも出ず、伝えるのも難しい。言語障害があることが大変だと想像する。

・ 友人役:はい、いいえ、しか言えないから困った。介助者が話題を提供してくれて助かった。

・ 介助者役:利用者が伝えたいことをどこまで推し量って言うかが難しい。気をつかって疲れそう。


(2) Aさんは言語障害があります。介助者は会話のじゃまにならないように傍らにいます。(Aさん役は「はい」「いいえ」のみ言える)

・ 利用者役:普段の生活から、はい、いいえ、以外に意思疎通の手段があるのではないか?

・ 友人役:はい、いいえ、でできる会話を探すのに苦労した。普段の様子を知る人(この場面だと介助者)が話題提供してくれると助かるかもしれない。

・ 介助者役:何も考えないようにした。何もしなくて楽。


(3)Aさんんは言語障害がありません。介助者は会話のじゃまにならないように傍らにいます。

・ 利用者役:介助者を意識して会話した。友人と2人なら言えることを言えないことがあると思う。

・ 友人役:介助者とどう関わったら良いか難しく、利用者と2人で話してしまった。

・ 介助者役:ここにいるように言われているからいるだけ。


(4)Aさんは言語障害がありません。介助者は2人の会話を盛り上げようと話題を提供していきます。

・ 利用者役:介助者の発言に気を取られて友人と話すのが主にならない。

・ 友人役:利用者と話したいに・・・初めて会うから失礼になっては悪いし一応相手はするけど・・・

・ 介助者役:黙っているのもおかしいと思って会話に参加した。


<ロールプレイ後の議論からの発見、感想など>

・ 会話のサポートが必要な利用者さんの場合、普段の介助関係の中で介助者が利用者のことをどのくらい知っているかで会話のつながり方が違ってくる。介助者と利用者がともに過ごす時間を積み重ね、お互いの関係性を作って行くことが大事。

・ 普段から利用者のことを介助者に知ってもらうのは、介助者を使っていくうえでも、社会とつながっていくうえでも大事なことだ。

・ 介助関係だけでなく、自分のことをお互いに知ってもらう研修、利用者の人となりを共有したり、介助者の人となりを知る研修ができればよいのではないか?お互いの掃除用効果で、関係性がよくなり、関係性が良くなれば技術もよくなるだろう。


などなど、いろんな意見や感想を議論し合いました。今回は参加人数がいつもに増して少なくとても寂しかったですが、深い議論をすることができたような気がします。が・・・もっとたくさんの方とこの時間を共有したいので、これからはみなさん参加してくださいね!!

夏休み・キッズ自立生活プログラム(ILP)の報告

去年に続き、7〜8月にほにゃらキッズで自立生活プログラム(ILP)全4回の講座を行いました。今回のテーマは「食を極める」 障害を持つ小学生、中学生の4名が参加しました。大里と桜井がリーダーをつとめました。


1回「食の追求」7/26(土)11時〜16時  場所:食と農の科学館

つくば市の食と農の科学館の公開イベントに参加してきました。「きて、みて、さわって、つくって、たべよう!」をテーマにしたブースがいろいろあり、行きたいところを選んで体験してきました。各自それぞれが行きたいところと行きたくないところがあるなか、どこにどんな順番でまわるのか3人の参加メンバーが話し合って決めている姿が印象的でした。


2回「食の選択」8/2(土)13時〜16時  場所:体験室

調理実習の計画を立てました。数冊のレシピ本をめくって、何をつくりたいか出し合い最終的に全員でつくる献立を2つ選ぶこと、材料と作り方を確認すること、メンバーのグループ分けを行いました。たくさんの候補があがった献立の中から決めるのに時間はかかりましたが、そのかいあってみんなが納得いく献立が選べたようです。


3回「食を楽しむ」8/18(月)13時〜16時 場所:小野川公民館

ハンバーグ班とミートソース班に2人ずつ分かれて調理しました。どちらも大成功。


4回「食をとおして」8/28(木)13時〜16時 場所:体験室

今回の講座のふりかえりをしました。これまでの写真をみながら反省と感想を聞き合いました。調理実習のときの感想も一緒に紹介します。

「みんなで楽しくおいしくできたのでよかったです。お母さんの手伝いでみていたけど、ハンバーグの形がくずれてしまったのでもう少しうまくできればよかった。(鶴岡)」

「ハンバーグが作れてよかった。まぜるのが大変だった。みんなで食べれたのが良かった。(木村)」

「ハンバーグの方がおいしかった。やけどしちゃった。手切っちゃった。(土田)」

「上手にできました。おいしくたべたーい。(金子)」


キッズILPのリーダーをやっての感想

大里幸枝

キッズILP7月26日から8月28日まで行いました。7月28日はまず、食と農との科学館に行ってきました。みんなそれぞれ行きたいところがあったけど、ブロッコリーの液から電気が出来るコーナーがありましてそこを見ました。みんな結構楽しかったみたいです。あと、稲のコーナーをみたり、泥絵のコーナーでは木村くんや土田くんが泥絵を書いていました。金子くんはバイオに興味があってそちらに行きました。その後みんなで後を追いました。後いろいろとやって最後には、ホットケーキや冷たい紫芋を食べました。

8月18日は調理実習をやりました。パスタとハンバーグをやりました。桜井班は金子くんや土田くんがいました。パスタは大里班で木村くんに鶴岡くんがいて、ハンバーグを作りました。みんな結構おいしくできあがりました。

8月28日には、反省会をやりました。ホットケーキを焼きながら、反省会をしました。全体的によくできたと思っています。


桜井憲子

みんな大人になったなぁって感じました。こどもたちだけでやりたいことを決めたりして、よかったなと思いました。私たちがいなくてもちゃんとやっていけそうな感じがしました。楽しかったです。こどもたちに元気をもらえたのがよかった。

Barrierfree Checkers

report : 向日葵

☆センター 南2駐車場☆

みなさん、こんにちは☆

今回はつくば市センター地区の駐車場で見つけた身障者用トイレを紹介します。

センター地区の南2駐車場にトイレがあるのはご存知ですか???一般トイレに並んで、身障者用トイレもあるのです!!

中は広くて車椅子のまま入っても余裕があるかと。あと、すごく綺麗です☆公共のトイレって汚いイメージがあるのですが、ここは違うみたいです。嬉しいことですよねvv




ほにゃらキッズ、ウォークラリーに参加!!

毎年キッズで参加してきたつくば学園ウオークラリー大会に今年も参加しました。昨年はカピオ周辺でしたが、今年は自然豊かな北条が会場でした。3グループに分かれたキッズメンバーは、ほのぼのコースを楽しみながら歩きました。


5月17日(土)キッズウォークラリー桜井憲子

遅くなりましたが、キッズウォークラリーの感想を書きます。今回の場所は、筑波山の麓北条で開催しました。(ごめんなさい!うろおぼえで書いています)開催地は遠かったです。そして当日は天気が良くとても暑かったです。でも子供たちは、相変わらず元気ですね〜。桜井チームと大里チーム・浅野チーム・森下チームとそれぞれ分かれて参加しました。 ゲームをやりながら歩きました。田んぼがいっぱいあって気持ちよかったです♪緑がいっぱいで元気になりました。暑くて心配したのですが、子供たちは元気でした。道がわからなくなったり急な坂道を「怖いよー!!!」と言いながら下ったりしました。また夏休みにキッズで何かやるので楽しみにしていてくださいね〜、みんな来てくださいね♪ばいばい、また会おうね。


『ウォークラリー体験』大里幸枝

ほにゃらキッズ5月17日、つくば市のウォークラリーに行ってきました。朝から良い天気でした。今年は、バスで北条へ行きました。会場へ着いたら、憲子さん 、土田君や木村君、金子君がいました。ウォークラリーに出る人達で圧倒さ れました。つくば市の市役所の人や、スポーツ振興かいの人達の挨拶で、開幕し ました。最初みんな一気に山に向かい飛び出しました。私達はCチームで行動しま した。私のチームは、土田君、金子君、松本さん、浅野さんに私・・・医療大 ボランティアの人達と行動しました。最初は意外と楽な道でした。だんだん進ん で行くうちに、アップダウンが激しくなってきました。クイズを解きながらで、 頭と体が疲れました。暑さもきつくなって、私はみんなから遅れ始め、休み休み 行きました。私が印象に残ってるのは二つあります。一つは、お昼をみんなで食 べた事。お菓子を分け合って食べた事が楽しく、おいしかったです。もう一つは 、土田君の車椅子を金子君が最後まで押していた事。こういう機会がないと、 障害者同士で助け合う事ってなかなかないなあと思いました。あと、ちょっとハプニングに合いました。大事な地図をたんぼに落としてしまいましたが、最後まで行く事ができました。とても楽しい一日でした。


Barrierfree Checkers

report : Pink Cheeker

☆日本武道館☆

日本武道館といえば、武道家にとっては言わずとも知れる聖地。井上康生が全日本選手権3連覇したのも武道館。山下泰之が10連覇したのも武道館。ジャイアント馬場もここに立った。アーティストにとっても武道館ライブは特別。あのビートルズの来日公演も武道館。忌野清志郎の復活ライブも武道館なのだ。そういえば山口さんも某テレビ局「○は●○を×う」でボランティアしたのも武道館。最近、矢沢永吉が足掛け30年かけて武道館ライブ100回達成したそうだ。さすが永ちゃん、どんだけやっとんねん。

そんな武道館だが、やっと最近身障者席と身障者用トイレが設置された。いままでなんったのが不思議。これまでは、通路に居させられて、通行人の邪魔にならないか気にしながらだった。トイレは建物の外に行かなければならず、うかうかビールなんぞのめやしない。こんなにイベントが盛り沢山な場所なのに、いやなんともバリアフルな地で行く気も萎える場所であった。それが随分というかかなり改善されストレスが減った。よっしゃ今年は五輪イヤー、ビシビシ応援に行けくぜ。





『ふれあいセミナー』の報告

みなさん、こんにちは☆

6月16日(月)にふれあいセミナーを行いましたので報告します♪ 今回のテーマは「ボディメカニクス」です。最近、介助の方々から、「利用者さんを抱えるときに腰が辛い・・・」とか「腕や肩に負担が・・・」との声を耳にします。そこで、今回は、介助者の職業病でもある腰痛を予防するために、ボディメカニクスについて学び、介助をするときの体の使い方の工夫や失敗についてみんなで意見交換をしました。では、報告です。


テーマ 「ボディメカニクス〜腰痛予防〜」


「ボディメカニクスとは、神経・骨格・筋などの力学的な相互関係によって最小の労力で最大の効果をあげられるよう、身体の各部位を無理なく合理的に動かす方法です。腰痛の未然防止にと注目されています。基本原則として、・支持基底面を広くする、・重心を低くする、・できるだけ重心を近づける、・てこの原理を活用する、など九つの原則があります。」と、実演を交えた説明を行いました。(この実演は見物!!)その後、参加者にも体験してもらいました。

【感想】

・日常生活に置き換えるとどういうことかな・・・と考えた。

・利用者さんの安心・安定も考えると大事なことだと思った。


1.本題の前に・・・腰痛にまつわるみなさんのエピソードを聞かせてください。

・利用者さんを車に乗せるときに、トイレや着替えのときに腰に負担を感じる。

・利用者さんを抱える時近寄せすぎて、逆に背中が痛くなった。

・自分自身が太っていたときに大変だった。

・ 車から車椅子に乗せるときに自分の体を早く回転させすぎてぎっくり腰っぽくなった。

・ 介助全体にいい意味で力を抜くことを覚えて気持ちも体も楽になった。

・ 骨盤を動かす運動をしたり肩甲骨を使うことに気をつけている。


2.意見交換・・・普段の介助で工夫していること、失敗したことなどありますか?

・ お風呂介助のとき、自分のお尻を壁につけて利用者さんの背中を持ち上げるとラク♪(これっててこの原理?)

・しゃがむ、近づく、をしょっちゅうする。

・ 古武術で習った肩甲骨の動かし方をすると腰の負担が減り、腕だけでなく肩もつかえる。肩甲骨で窓サッシをはさむ練習をするといいよ

・ 抱えるときには、いったん利用者さんを自分の膝に乗せる。布団→膝にのせる→立つ。車→膝でキャッチ→立つ。


3.腰痛体操

・腰痛予防のためのストレッチをみんなでやってみました。


4.今日の感想

・ ボディメカニクス、わかっているようで忘れがち。定期的にやるとよいかも。

・日常生活の中でも良い姿勢を心がけたい。

・ 最小の労力で体を使う・・・ということを再認識した。体力をつける以外にもこういう工夫をするのは必要だと思った。

・みんなの工夫が聞けてよかった。

・いかに自分がいい加減かということを認識した!


参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました☆参加できなかったみなさんも、普段から腰痛や体の使い方には気をつけて、無理なことはせず、体を大事にしてくださいね。事務所で、ボディメカニクスのビデオを購入予定です。興味のある方は見にいらしてください♪

ぜひ次回の『ふれあいセミナー』に参加してください!!皆さんが話しやすい雰囲気作りもガンバリマス。皆さんも、何かあればぜひ事務所までご連絡ください。


Barrierfree Checkers

report : yellow

☆???ヘンな看板???☆

3月に柏に行きました。町を歩いていると、妙な看板を見つけました。そこには『エレベーター →』と書いてあったのですが、そこに実際行ってみたところ、エレベーターはなく、階段でした。介助者と探してみてもどこにもありません。エレベーターは階段を下りたところにありました。これではエレベーターに乗れないと思いました。これではバリアフリーではないと思いました。もう少し障害者のことも考えてつくればいいのになぁと思いました。以上














障害者の自立生活を応援するワークショップ報告

障害者の自立生活を応援するワークショップを無事に終えることができました。障害者だけではなく、障害というものとなんらかの接点をもつ人総勢34名に参加頂け、会員以外に常陽リビングなどから情報を得て参加して下さった方もおりとても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(… 中略 … )障害者はもちろんだと思いますが、障害と関わっている人にとっても「障害」を取り巻いている社会環境は決して肯定的なものではなく、そういう意味では日々格闘が続いているのだと思います。また、その状況を共有できる場も決して多くはいのだと感じています。今回のワークショップがひとつそのような状況の中でも仲間がいることを感じられたり、ポジティブな気持ちを取り戻すことになってくれたのではないかとおもっています。(honyarouBlogより抜粋)

 普段、顔を合わせている人でも、なかなか聞けない本音や、思い、考え、今 に至るまでの過程が聞けて、自分の今の心情と照らし合わせることで、共感し たり、新たな考えが生まれて、とても新鮮だった。今回のワークショップへの参加は自分が自立生活センターに関わっている意味を再確認できてたいへん有意義なものとなったと思う。Y

今回が初めての参加でしたが、外部からの参加者もあって、普段聴けないような話が聴けて良かったと思います。また、準備から当日のグループ司会まで担当させて頂き、色々と勉強になりました。でも、当日は助けてくれる相手がいなかったので・・・軽くパニック状態でした><。(K)

私はワークショップで自分のことを人に話すことがなかったから、何かすごく照れ臭いやら恥ずかしいやら、何とも言えない気持ちになりました。いかに自分のことを分ってもらおうとしました。二人で話すときに、自分のことを何て話して良いか分りませんでした。言葉では言えない気持ちでした。また、ワークショップのことについて、パソコンで原稿を書くのが大変でした。でも良い経験になりました。皆さん、お疲れ様でした。(S)

美咲子さんの介助者として、初めてワークショップに参加しました。集まった人たちから、いろいろな考えが聞けて、とても有意義でした。ふだんの介助ではなかなか聞けないような深みのある内容の話も聞くことができよかったです。(M)

いろいろな立場の人の話が聞けてよかった。マイナスな感情も目の当たりにし て、思った事がたくさんあった。「認められない」事ってのもたくさんあるんだということ。出来なくてかっこ悪い事、将来の不安とか、人に話せない事はたくさんある。今までは、認めるまでは話をしない、認めていない人は私も含め途上の人、みたいな感覚があった。でも葛藤は必ずあって、そっちのほうが大きいくらいで、その葛藤や、葛藤の程度を理解できたら近づけるなあ、という感覚に変わった。(W)

今回自分の病気についての話しをさせてもらい、大勢の前で結構長く話しが出来て、自分の事がいくらかでもみんなに理解してもらえたかなと思います。話しした後、1人1人感想をもらったのですが、皆さん、私に好意的な意見が多くて嬉しく思いました。(O)

初参加の皆さんや、これまで話す機会の少なかった当事者さんの話を聞くことができ、有意義な時間でした。自分の気持ちを伝え、分かり合うということは、難しいけれど大事なことですね。これからも継続して考えていきたいテーマです。(M)

全体的にまとまっているなあと思いました。私が一番印象に残っているのは、セッションの中で言語障害について話したことです。初めて話した人との会話が、上手く通じたことが嬉しかったし、よかったです。(Y)

今回のワークショップに参加して感じたのは同じ体験を(ロールプレイ)しても受ける印象はかなり違うのだなぁと思いました。参加者のみなさんの話を聞けました。時間は少なかったけれど、有意義に過ごせました。ありがとうございました。(K)



アジアの障害者・こども写真展Report

桜も咲き始めていた3月下旬の3日間AJU(愛の実行運動)の方々の協力の下、アジアの障害者・こども写真展を開催し無事に終えることができました。3日間の来場者数は283人と予想以上の反響がありました。個人的には昨年AJUが主催したタイスタディーツアーから写真展につなげられ、またAJUの方々と活動できたことがとてもうれしかったです。やっとツアーを終えられた気がしています。アジアの多くの国では障害を持ってしまうと、例えば車椅子が全く手に入らないなど、さまざまな面で私が想像できない困難に直面してしまうことがツアー・写真展を通じて知ることができました。また、障害を持つ理由も戦争や事故、天災などさまざまで日本の様子とは異なることもわかりました。講演会の中では、地震による土砂崩れによってこれまでいた障害者の人々は亡くなってしまい、新たに女性ばかり数十人の障害を持つ人が現れたことが話されました。女性ばかりが障害を持ってしまったのは、ちょうど旦那さんを仕事に送り出した後に地震による土砂崩れが起こり、残っていた妻たちが土砂の下敷きになってしまったということです。とても特異な現状がジェンダーの違いによって生み出されたのだと考えさせられました。その一方で、困難な中でも工夫しながら、支え合いながら、それは国を超えて支援の輪が作られていることを知れたことは自分にとっても励まされ勇気づけられることでした。

○今回の写真展では、同じ当事者組織として活動しているAJUの方々と4日間を過ごせたこともとても刺激的な時間でした。お土産にもらったワインはAJUの活動の中で知的障害者の作業所で作られたもので、月給10万円を目指しているといっていました。そんな活動の中での苦労話やどんな考えの下に活動しているのかなど、特に介助を使う障害者が多いほにゃらの中では介助を使わない障害者の生活の様子などあまり知る機会も少ないですが、その中での視点の違いはとても興味深かったです。とにもかくにも楽しい時間を過ごすことができたことがとてもうれしかったです。協力してくれた皆さんありがとうございました。S

○貧しくても元気に過ごしているのが印象的で、それとともに私達は贅沢してると思いました。ちょっとだけど私にもできることあるかなって思いました。S

○美しく迫力のある写真という第一印象でした。しかし、そこに写っている社会は、厳しく危険なものであったり、また人々の逞しさであったり、心に訴えるものを多くもっていました。それにしても、人の起こした戦争で、たくさんの車椅子が必要になってしまう現実を悲しく思いました。H

○ビデオを観たときの衝撃は大きかった。障害者が車椅子もなく、地面すれすれ、車すれすれのところで物乞いをして生活をしてる。それは、想像をすることが嫌になるくらいな現状だった。日本で障害者をしていると感じる事ができなかった“何か”がそにはあるように思った。小倉さんの講演では、アフガニスタンだけでなく、パキスタンの地震の時にも駆けつけた話。現地の障害者、健常者との交流や人々の暖さかの話。また、宗教的な問題など、現地に行って活動しているからこその逸話が聞けてとても良かった。こういった障害者が障害者を助ける、助け合うという活動は重要であり、私もこの活動に少しでも参加できれば良いなと思った。Y

○水上ハウスにて3月28 29 30日、アフガン障害子供写真展に行って来ました。私が最初に見た時と二回目に見たときの印象が違っで見えました 最初はただ怖かったです もう一回見た時 印象が違いました ただ怖い時と違って、いろいろ、表じょうがあると思いますある写真にきたときに目がとまりました。それは少女が立っていてその少女が訴えかけているような感じがしました。その少女に会ってみたいなと思いました。アフガンとか遠い異国のことがらじゃないなと思いました。O

○写真展を楽しみにしていました。そして、実際に写真を見て、次の2点を感じました。(1)身体障害者への理解を、日本だけでなくアジア・世界にも広げる必要があること。(2)地雷爆発や内戦などにより、いわゆる人為的につくられる身体障害者の社会背景にも目を向ける必要があること。最後に、このような形で当事者と支援者自らが社会に情報を発信しているほにゃらの姿勢にとても好感を持ちました。お疲れ様でした。M

○写真展のなかのビデオ上映が強く印象に残りました。2度見ましたが、2度とも見入ってしまいました。アフガニスタンの障害者のうち、地雷により手足を爆失した人の多さ、公的な補助はなにもないこと、車椅子も満足に手に入れられなく、物乞いをしなきゃいけない生活、すべてが実際に映像に映し出されるとショッキングなものでした。AJUの小倉さんの話しももっともっと聞きたかったし、AJU自体の活動内容や人についてもとても関心がわきました。またAJUの方と一緒に活動したりできる機会があればいいなぁと思っています。K

○アフガンの状況は日本とは随分違い驚くばかりだった。アフガンの現状を知って、何かやりたいと思ってもなかなかできることではないと思うけれど、実際に、日本で車椅子を集めて送る、日本各地で写真展をして現状を伝える、などのプロジェクトを実行している人に出会えてうれしかった。やりたい、と強く思う気持があれば何でもできるものなんだなあと心強かった。M

○目を輝かせるこどもたち。内戦で脚を失った男、頭に布を巻きつけ口ひげをたくわえた男はじっとこちらを見つめている。埃まみれの風景のなかで人々はあたりまえに生きている。僕もそういうふうに生きたいとおもう。そうそう、モスクを背景に白鳩がいっせいに飛び立つ写真は美しかったな。O


Barrierfree Checkers

report : 向日葵

☆フランス菓子ARLES☆

今回は乙女の大好物・ケーキ屋さんを紹介します。

テクノパーク桜にある『フランス菓子 ARLES』さん。昨年、お店が移転した際に駐車場が増え、スロープもつきました!通路はちょっと狭く、所々に1cm強の段差があるけど。。。ちゃんと中まで入れます。お店の中も可愛くて、心もお腹も満たせます☆

以前は“ケーキ屋さん=入口に階段”のイメージが強く、自分でケーキを買いに行こうとは思いませんでしたが。。。カラフルなケーキを前に「どれにしようかなぁ♪」と選ぶのはすごく幸せですvv


■お店情報==フランス菓子ARLES==

つくば市桜3-1-8

TEL:029-857-7531定休日:火曜

☆駐車場8台(身障駐は無)

☆洋式トイレ有




Barrierfree Checkers

report : Pink Checker

☆COCO's天久保店☆

久しぶりにココスの前を通りかかったら、あらぁ、なんと入り口に大きなスロープが設置されているではありませんか。これはなんとも気持ちがいいスロープですよ。大きくて、なだらかで、どこにも段差がないので安心感もある。入り口にストレスなくエントリーできる。

以前もスロープはあったけど、正直、狭くて、植木鉢があったり、段差もすぐ傍にあって落ちる不安もあり、中に入る扉の開閉にも一苦労で使い勝っていいとはいえなかったかな。事務所からとても近いけど、足を伸ばす気にはなれなかったかな。

でもこれからはストレスなくスムーズにいける感じがするので、ちょくちょく利用したい。こんなレストランがどんどん増えていってほしいと思います。あとは、トイレの問題かな。

■お店情報==Coco's天久保店==

つくば市天久保2丁目17−1

車いす駐車場有り,洋式トイレ有り,

店内は広いので車椅子でも悠々


過去の活動紹介へ進む。