界一性格の悪い男「鈴木みのる」と登る
ニバーサルマウンテン筑波


スタッフコメント


絶景!! ユニバーサルマウンテン筑波

斉藤 新吾
ユニバーサルマウンテン筑波の会 代表

 みなさん、11月16日のNHK首都圏ニュースはご覧になりましたか? プロレスラーに背負われ筑波山女体山に登る一団がニュースとして流れていたんですが。そう、それはほにゃらの面々だったのです(笑)

 ユニバーサルマウンテン筑波とは、誰もが筑波山に親しめられるようにと障害者と共に筑波山に登りアピールしようと企画されたものです。参加者は車椅子に乗る身体障害者や知的障害者、一般の参加者含め60名。その中には、知る人ぞ知る <世界一性格の悪い男> プロレスラーの鈴木みのるはじめ彼が所属するパンクラスの社長、選手も。

 筑波山神社にて完全祈願をし、いざ女体山頂上へ出発。途中お弁当を食べ、ガマの口上を聞き、パンクラスのTシャツ販売&サイン会がありと盛りだくさん。しかしそこはやっぱり筑波山。たかが筑波山でも登山なわけですよ。車椅子で行くにはあまりにも険しい道のりで、大人4、5人でえっちらこっちら、なかなか進むことが出来ません。多くのものが引き際を考え出していたとき、鈴木みのるが一言「ここまで来たんだからあきらめずに登ろう」。プロレスラー3人と参加者、事前に準備していた背負子やおんぶラックを使用して、見事に全員が女体山山頂にたどり着いたのでした。勿論誰も大きな怪我もなく下山も果たしました。

 今回初めて筑波山頂上に来ましたと感動する障害者がいて、そこに関わられたことに感動するプロレスラーがいて、大きな困難を参加者全員であきらめずに成し遂げられたことは、体育会系のノリでなかなかなれないものではあったけれど、思わずひたっちゃうものがありました。この模様は、事務所にドキュメントビデオとして記録ビデオがありますので、みなさん是非ご覧下さい。

 さて、このアピール活動は、「登りました」では終わらず、大きな成果ももたらしました。ケーブルカーの乗り場へのスロープが設置され、筑波山神社の境内へ登るためのスロープが設置され、ホテル青木屋の入り口にも、ガマ園にもスロープが設置されました。

 車椅子に乗る人が山頂に登るにはなかなか困難がこれからもあるとは思いますが、スロープが設置されることでとても筑波山が身近になると思うし、実際今年の初詣にほにゃらのメンバーで筑波山神社に行ってきましたし、そういうひとつひとつの積み重ねで誰もが親しめる筑波山になっていくと思います。みなさん是非筑波山に足を運んで設置されたスロープを利用してください。ちなみに、筑波山梅祭には身障者用仮設トイレが今年も設置されるようです。



プロレスラーと筑波山に!(11/16)

レポート by ミスター・アバウト(高橋 有夫)
実行委員

 紅葉狩りを楽しむにはほんの少し早い時期、人気プロレス団体「パンクラス」の現役レスラーを巻き込んで、車椅子の障害者数名を含む総勢60人あまりによる”きわめて無謀な”登山イベントが行われました。題して『世界一性格の悪い男「鈴木みのる」と登るユニバーサルマウンテン筑波』だそうで、イベント名からして長ったらしいトンデモ企画に、よくもまあ60人以上の参加者が集まったものです。「パンクラス」「鈴木みのる」「筑波山」とネームバリューをそろえた宣伝効果のおかげでしょうか。かくいうぼくも、まぐろ工房の仲間達と成り行きで参加したばかりか、いつの間にか実行委員にも名を連ねることになってしまったのですが、そもそものきっかけは、呼びかけの人の一人である中鉢さん(サンタクロースみたいな白ひげの優しいおじいちゃん!)が推進する「筑波山バリアフリー化」の署名活動に協力したことから。署名と要望書を提出する際、障害者の一人として同行したこともありました。その一環として企画されたのがこのイベント。それにしても、プロレスラーまで呼んでしまう人脈はすごいものです。・・・中鉢さんと活動を共にしている坂本さんという可愛らしいお姉さん(新マドンナ!?)に会えたのもちょっと嬉しかったかも。^^;

 さて、登山の当日はまずまずの晴天に恵まれ、途中ケーブルカーで悶着あったものの(鈴木みのるのブログ「オレが鈴木みのるだ!」http://blogs.yahoo.co.jp/minorusuzuki_kaze 2005/11/22 を参照)、全員そろって山頂アタック開始。ぼくは車椅子から荷物などを運ぶための背負子に移り、みんなの羨望を一身に浴びながら名実ともにトップの鈴木みのる選手に担がれて山頂へ一番乗り!

 みのる選手同様、これなら楽勝!・・・かと思ったのですが、そこはやはり急な山道。一歩進むたびに体がガクガク揺れて、縛り付けられた背中と首が痛いの何の。「ナンじゃあ!こりゃあ!」と、これまた、みのる選手と同じセリフを吐きたい気分でした。おまけに、ぼくの情けないところが彼に移ったのか、途中で何度も休憩したので、そのたび体がずれて余計に痛かったです。パンクラスの選手たちも実行委員のみなさんも本当にお疲れ様でした。

今度やるときはぜひ、女子プロを呼んでくださいね。(^^)


サイン入り色紙謹呈

パンクラス選手のサイン パンクラス選手の皆様より、サイン入り色紙をもらいました。
当事務所に保管してありますので、ご来訪の上ご閲覧下さい。

「2006年2月8日発行フリーハンドvol.38」より



ユニバーサルマウンテン筑波の会

問い合わせ:つくば自立生活センターほにゃら
TEL : 029-859-0590
FAX : 029-859-0594